忘れないうちにタイに行ったときの話。
チェンライからチェンマイへはバスで移動。このルートを初めて移動したのは1995年。エアコンバスに乗ったのに、途中の山中でエンジンが故障し、あとから来たノンエアコンバスに乗り換えさせられたという思い出のルート。以来、何十回と乗ってきたが、こんなことは最初で最後だ。(出発前にエアコンの故障が発覚して、出発が1時間遅れたことはあった)
最近は事前にネットで買っておくのが主流と友人から聞き、友人にネットで予約してもらい、セブンイレブンで支払いを済ませた。手数料30THBは安いのか、高いのか。
今回乗ったバスはゴールデントライアングル起点のVIPバス。出発時間の30分前にバスターミナルに着いたが、当然バスは来ていない。バスターミナルで待っていると、このバスに乗ると思われる旅行者が少しづつ集まってきた。
自分は学生の時からの習慣なのか、移動の際はスーツケースを使わず大きめのバックパックとディパックの組み合わせだ。しかし、集まってきた旅行者は、決して小奇麗な服装をしているわけでもないのに、バックパックの旅行者はほとんどいない。みなスーツケースというか、キャスター付きのバックだ(サイズはそれぞれだけど)。
このあとチェンマイに着いてから友人とこの件を話した。タイはもはやバックパックスタイルで旅行する国ではないのではないか?という意見で一致。長い旅行をする旅行者は日本人に限らず減っているのだろう。バンコクにはカオサンロードという、少なくてもかつては有名な安宿街があった。もう10年以上足を延ばしていないと思うが、空港が遠くなったこともあり、かつてほどの活気はないと聞く。タイを旅行するバックパッカーはどこにいるのだろうか?やはりバックパッカーは滅びてしまったのだろうか?
写真はチェンライにある「青い寺」ことワットローングスアテンで撮った1枚。青といえば中央アジア、ウズベキスタンにあるモスクや地下鉄駅のブルーを見てみたい。いつかバックパックスタイルで旅に行ける日は来るのかなあ。