歩いてきた道路沿いではなく、川に向かって歩き始めた。歩き始めて、ようやくパス―という村は川沿いに広がっている村ということがわかる。
石を積み重ねて道路ができている。
石で敷地を明確に分けているようだ。
建築工事中。休憩しているところを一枚。
リンゴ?杏?
しばらく歩くと人が集まっている気配。中を覗くと
この村にこんなに人がいるのか?と思うくらい大勢の人が集まっていた。日本のNGOがモバイルライブラリー(移動図書館)を寄贈したらしく、その譲渡式のようなイベントが開かれていた。もちろん日本人も10名前後見受けられたが、NGOで働く崇高な思想の持ち主は、私のような風貌の日本人に声をかけることもなく、胡散臭い目で見られていたので、特に会話を交わすことなく、ただ式の様子を眺めていた。
ああ、自分がフンザに勝手に思っていたイメージの子供たち。顔つきが街のパキスタン人と明らかに違う。
頬にパキスタンと日本の国旗。
英語でなにやら話していた。私なんぞより立派な英語。
子供だけではなく、大人も出席していた。
小一時間ほどここにいたものの、終わる気配もないため、一度宿へ戻ることにした。
宿の向かいにレストランと称する店があった。パキスタン人数名がいたが、やはり食事することもなくチャイのみ。私もチャイでひと休み。この店のほうが宿よりもわずかに安い。2杯ほど飲んでから宿に帰る。
少し休んだあと、今度は北方面に向かって歩き始める。川沿いは河原になっているため、道路(カラコルムハイウェイ)沿いに歩く。
村の南端にあるゲストハウスの宣伝。ハイウェイ沿いの岩に描かれている。
宿があったが、開いている気配なし。
道路が少し高いところからだとこのように見える。
再び宿の方へ戻り、村の中を散策。
子供たちが走ってきた。
男は写真が好き。女性はトラブルを恐れ、撮らないようにしていた。ちょっと気にしすぎだったかも。
古タイヤを使って遊んでいる子供たち。
ある子供がうちに来てチャイでも飲まない?と誘ってきた。小学生低学年くらいの英語は非常にわかりやすい。暇なのでのこのこと着いていった。
自家製のローカルブレッドとバター、そしてチャイ。
言葉が通じずあまり話すことができなかったが、こういう気持ちは本当にうれしい。