Pumpui's Diary

タイに約18年住んだ男のつぶやき

ラダック旅行記 Part 5 Tsu Moriri(3)

朝起きて部屋を出る。やはり高地だ、突き刺さるような寒気が肌を襲う。外に出ると、女主が水汲みから帰ってきたところだった。水を背負いながら、これから朝食作るから待っててね、という。この寒さで、朝一の仕事が水汲みとはやはり生活は厳しい。パンと卵の朝食をいただきKorzokをあとにする。

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昨日は湖をほとんど見ていないので、Lehへ帰る前に昨日行ったスポットへ行くことにした。Korzokを離れるとすぐに羊の集団に遭遇。前に進めない……

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バイクの大集団はKorzokの外れにあるキャンプサイトに泊まっていた模様。Korzokだけではなく、ラダックでは多くの観光地にこのようなキャンプサイトがある。値段はピンキリらしい。ひとりだからHome Stayのほうが気楽だ。

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前日と同じスポットに到着。風はあるものの前日と比べて穏やか。写真を撮影。湖の岸辺にはみずみずしい湿原が広がっており、シーズンにはさまざまな野生の鳥が生息しているそうだ。しかし、少し時期が早いのか、鳥の姿を見ることはできなかった。水の色が昨日とは異なる気がする。

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車は昨日通った道を引き返す。途中Nomadoのお宅をお邪魔させていただく。以前は完全な遊牧民だったようだが、最近は移動の際は車を利用していることが多いらしく、ひとつのグループにつき1台くらいは何かしらの車を所有しているように見えた。石で津柵を作り羊を飼っている。Nomado宅でのんびりしていると、Korzokにいたバイクの大集団が走り去っていった。どうやら100台以上あった様子。この大自然を走ると気持ちよさそうだ。f:id:pumpuikun:20171022194011j:plain

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昼食休憩したSomdoを通過。昨日同様ガスっているが、運転に影響を与えるほどではない。Sumdoを通り抜け、昨日来た方向とは逆、西へ向かう。しばらくすると道が悪くなり、さらに急な上りが始まった。車が止まれるような道が続く。ついに先ほど追い抜かれたバイクの大集団に追いつく。バイクの何台かは登り切れず、スタックしてしまっていた。道が塞がれ、我が車も止まってしまうことがあったがなんとか脱出。再びNomadoに遭遇すると、運転手がNomadoのおばさんとなにやら交渉を始める。前日に渡したチップを見せながら、ちょっと待っててと交渉に夢中。どうやら黒い羊の皮を買おうとしているらしい。先に寄ったNomadoとも交渉していたけど、金額が合わなかったので買わなかったようだ。あとで知ったのだが、この皮はザンスカールの伝統衣装に使うそうだ。ザンスカール出身のドライバーがほしがった理由もわかる。交渉の間、Nomadoの子供たちに飴を渡すと、袋を取らずに口に放り込んでしまった。子供たちもすぐに気がつくが、文明とかけ離れた生活をしていることが窺い知れる。さすがにタイで山の村に行っても、いまどきこれはないと思う。f:id:pumpuikun:20171022193939j:plain

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しばらくして左に湖らしきものがかすかに見えるようになってきた。Tso Karという湖だが水量が少ない。本当は道路の近くまで広がって大きいはずだが、今は水量が少ないらしい。ドライバーが野生の鳥の存在を教えてくれるが、私の目には見えないことも多かった。Nubraでもそうだったが、彼らの視力はとてつもなくいいようだ。Thukjeという村に入る手前に小さな茶店があったので休憩を取る。Tsu Moririのコースで2泊3日する場合、KorzokとThukjeか近くのキャンプサイトに泊まることが多いそうだが、ここで一日を費やすのはどうだろうか。昨日のチップが利いているのか、ドライバーがお茶代を払ってくれた。

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Thukjeに寄りGompaを見に行く。実は車にカメラを忘れたため、ここの写真はない。狭い洞窟の奥にきれいな仏像が祀られている。どのように運び入れたのか謎である。デブの私は手の届く距離までたどり着けなかったが、一見の価値がある。案内してくれた僧も自信満々の笑みである。

その後、道はよくなっているが再び上りが続く。マナリからの道と合流。このときはまだマナリとこの合流点の間の道が開通していないため、走っている車はほとんどなかった。シーズンになると観光客の車で混雑しそうな道だ。そうした旅行者目当てのレストランも多い。Nobraと同様、崖から落ちたら助からないような細い道をひた進み、Taglang Laという5300mの峠を越える。峠を越えると下りに入り、スムーズに走っていく。Upshiまでの間、Rumtse、Gya、Miruといった集落を通過。これらの集落にもGompaがあるようだが、このときはそのことを知らず。f:id:pumpuikun:20171022195435j:plainf:id:pumpuikun:20171022195439j:plain

Taglang Laを越えると道も単調で少し眠くなりうとうとしてしまった。Upshiで小休憩を取り、そのままLehへ。ドライバーにいえば道中ほかのGompaにも寄ってくれただろうが、実はLeh郊外にあるNamgyal Tsemo Gompaに行きたかったのでそちらを優先した。Leh市内から歩いて行くのも可能だが、高度のあるところであまり歩きたくないし、車をチャーターしているのだからと利用させていただく。ここはGompaというよりLeh市内を一望できるスポットとして行ってみたかった。Leh市内の渋滞を通り抜け、Namgyal Tsemo Gompaに到着。Gompaは閉まる直前だが、ぎりぎりで中に入ることができた。Leh市内を一望できるスポットでぼーっと過ごしたあと、宿に戻った。

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