宿に戻り、夕食。どんな食材があるか尋ねるとオクラがあるというので、オクラのカレーになった。もちろんチャパティ。チャパティは見るのも嫌になってきた。
翌朝、運よくお湯が出たので、久々にシャワーを浴びる。水量も申し分なく、しっかりと身体を洗うことができた。すっきりした気分でチャイを一杯。
当初パス―に2泊してカリマバードへ行こうと思っていた。しかし、移動するのが億劫になり、もう1泊するか迷いが生じてきた。バンコクを出発する日は変更可能だが、変更するとますますだらだらしそうな気がする。変更手続きもタイ航空の事務所で行うので、予約している前日までに事務所のある土地(コルカタ、デリー、イスラマバードあたりか)には着かなければならない。
チャイを飲んで、宿を出ると人が手を振っている姿が目に入った。タシュクルガンからスストまで一緒だったフランス人カップルだった。今朝スストから来て、向かいの宿に荷を置いたところだという。彼らと村を歩き始め、もう1泊することに決めた。
フランス人と川に向かって歩き始める。
パキスタンの山はネパールと比べて、尾根が鋭いところが多い。
彼らはトレッキングをしにパキスタンへ来たと話していた。恐らく30代、体力にも自信があるのか、道らしくないところもガンガン進み、着いていくのが精一杯。一度別れたが川岸に座って景色を眺めていたので、隣に座らせてもらい、ぼーっと過ごす。
このあと、宿の近くまで戻り、フランス人カップルと別れた。