Pumpui's Diary

タイに約18年住んだ男のつぶやき

インド横断とカラコルムハイウェイ~パス―(1)

往路でアーリアバードからソストへ行く途中、なんとなくいい雰囲気の村があった。ソストで同行者が「地球の歩き方パキスタン編」を持っているというので見せてもらうと、どうやらそれはパス―という村と思われた。ハイウェイ沿いに数戸の民家が見えただけだが、氷河のような氷の塊が見えたり、遠くに見える山々がすばらしかった。白人のカップルが歩いている姿も見られた。このときはカシュガル以降どういうルートを通るか決めていなかったが、もしこのルートを通るならこの村に数泊滞在しようと決めていた。

カシュガルにいる間にネットでこの村のことを調べると、宿に関してはPassu Innというところの情報が多かった。これだけ多くの人が止まっているのなら外れってこともないだろうと、ドライバーに宿の名前をいって目の前で止めてもらったのだった。

最初の印象は決していいものでなかった。部屋を見せてもらい部屋代を聞くと2000ルピーという。ネットでは1500ルピーという声が多かったので1500ルピーの部屋はないかと尋ねると、空いていないという。まあいいか、とレセプションに戻り2000ルピー払うと500ルピーを返してくる。なにこれ?と聞くと、さっきのは間違いだった。1500ルピーでいいよという。このいい加減さ、ここはインドかと……。

お湯は朝だけ出るというのでシャワーを浴びず部屋で過ごす。

この村はハイウェイからはほとんど民家が見えないが、道沿いに川が流れており、道と川の間に集落が固まっているようだった。もう片側は斜面となっているところが多い。初日はそんなこともわからなかったので、道路沿いを歩くもレストランらしきものはない。宿に戻りメニューを聞くも、材料がないのでほとんど作れないという。あるものでなにか食べさせてくれというと、エッグカレーとチャパティが出てきた。

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シーズンを過ぎているのか、外国人はひとりも見ていない。宿に泊まっているのはパキスタン人観光客だけだった。

朝を迎える。なにはともあれ、シャワーだ。期待していなかったが、やはりお湯は出なかった。この村にいる間は着替えることもないな、と覚悟を決めた。

食堂でチャイだけ飲み、散策に出る。道路沿いに南下。

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Mizushima Restaurantって日本語?

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ネットでは吊り橋と氷河がアップされていることが多い。吊り橋はこの先にあることが分かったけど、遠くから見る限り渡りたくないものだったので行かなかった。って、あああれが吊り橋だったのかあ、とパス―を出てから気がついたのが実話。

宿から20分ほど歩くともうこの先しばらく民家はなさそうだった。

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高台に登ってみる。パキスタン人観光客もあとから登ってきた。

このあと同じ道で帰るのもつまらないので、川沿いに歩いて戻ることにした。