Pumpui's Diary

タイに約18年住んだ男のつぶやき

インドパキスタン情勢から思ったこと

インドとパキスタンの関係が悪化している。昨年、両国を旅したものとしては気になるところである。

この両国、第三国人が通過できる陸路国境はひとつだけ、ワガーといわれるところにある。この国境、両国の関係もあって、出入国時のチェックが厳しかった。インド側では出入国ともバッグを地面に置くように指示をされ、鎖につながれた犬が現れた。麻薬犬による荷物チェックである。もちろん、ドラック系を嗜まない私は心配する必要はないのだが、だれかに仕込まれて……なんてことを考えると、やはり不安な気持ちに襲われる。

麻薬犬といえば、ある友人の話。インドを2か月ほど旅行していた。インドのある観光地で長い間、そちら系を楽しんでから日本へ帰国。成田に到着し、ターンテーブルから荷物が出てくるのを待っていても、なかなか出てこない。荷物が出てきて、そのままカスタムチェックへ行くと「麻薬犬がこのバッグに反応しましたので、荷物を調べさせていただきます」と告げられ、徹底的に調べられたとのこと。長い間楽しんでいて、バッグに匂いが染みついてしまったらしい。あのときは焦りました……と友人はこぼしていた。

入国時のひやひやといえば、タイで出入国を繰り返していた時期のこと。オーバーステイはしていなかったが、ノービザまたは観光ビザで出入国を繰り返していると、係官の印象はよくない。いつ入国拒否をされるか、いつもひやひやしていた。まあ、実際にノンイミグラントビザで出入国を繰り返していたのは1年弱だったのだけど。

そういえば、転職の際のギャップで1か月ほどノンイミグラントビザが取れないときがあった。前職を退職し、一度ラオスへ出国、転職先の入社まで1か月ほどあったので、その間はノービザで乗り切ろうと思っていたが、ラオスからタイ入国の時に引っかかった。ノーンカーイのイミグレで「ビエンチャンへ戻ってビザを取ってこい!」と告げられた。異議申し立てすると、別室に連れていかれる。別室の上席?係官に理由を説明(タイ語)し、なんとか30日の入国許可が下りたのであった。

インドパキスタン情勢を考えている間に、こんなことを思い出した次第である。

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インドパキスタン国境

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パキスタンにいた兵士

このボーダー、毎日夕方になるとフラッグセレモニーといわれるイベントが行われている。両国の威信をかけた真剣勝負?時間の都合で見られなかったのは心残りである。