10ヶ月くらい前、身体にある症状が現れた。
実は10数年前から同じ症状はあったのだけど、それが悪化したというのが正確。
以前からかかりつけ医に
「もしどうしても気になるようだったら専門医に診てもらった方がいいよ。紹介状はいつでも書くよ」
といっていただいたので、大学病院へ行ってみた。
血液検査は以前からやっていて異常が見つからず、大学病院ではさらに2つの検査を行ったが、やはり異常はみつからなかった。
「少なくても身体全体に大きな病は見つけられません。まあよかったのではないでしょうか」
こんなニュアンスのことをいわれた。
恐らく昔の自分だったら
「なんだよ、あれだけ検査してもわからないなんて、ったくやぶだなあ」
と思ったに違いない。
歳を取ってわかったことは
「人間の身体なんてわからないことだらけ」ということ。原因がわからなくても、異常な症状が現れることは不思議なことでもなんでもない。これからはその症状と上手く折り合いをつけていくこと。病院は命にかかわるような病を早期発見するための手段、だと。
10ヶ月前に発症した症状は数か月後には沈静化していた。年末に再び症状が強くなったので、再び大学病院へ。前回とは別の診療科、2種類の検査を行い、1つは前回行わなかったもの。
本日、その結果を踏まえた診察が行われたが、やはり異常は見つけられなかった。恐らくこうであろうという診察で、薬を飲みながら様子見ということに。
「時間が過ぎれば自然と治まってくるのではないだろうか。少なくても命にかかわるような重大なものは見つかっていないだから、よかったとしましょう」とのこと。
自分の年齢のことをあらためて思い知らされた限りである。